親不知を抜いた話
まず、始めに抜いたのが10年程前に遡ります。
多分歯が痛くて、その時バイト先の女の子が歯科助手をやっていたので紹介してもらって歯医者へ行ったのでした。
歯の治療をしていく過程で親不知があるのが確認出来、その女の子が言うのです。
「オクラさん、親不知は百害あって一利なしですよ」と。
そう、親不知があるという事はタバコを吸う事と同義なのです。
肺がんへのリスクが高まるように、病気へのリスクが高まるのです。
(今勝手に作りました。)
曰く、食べかすがつきやすく、歯磨きでブラシが届きにくい、なので虫歯になりやすい、との事。
「抜くでしょう?ってか抜きましょう!」
「え・・・、怖・・・」
「いや、絶対!抜いた方がいいです!」
そんなに言われては断りにくいわ・・・。
「・・・はい、抜きます・・・。」
当時は右上がちょろっと生えて成長中だったので、少し疼いていた事もあったので抜いた方がいいだろう、というのは分かってました。
だがしかし、親不知の知抜歯経験者は語るのですよ。
「恐ろしく痛い・・・!」という事をね、事細かに。びびるっちゅーねん。
めっちゃ腫れる、とかさ、ご飯食べられへん、とかさ。
で、右下もちょろっと生え始めてたみたいなので、(自覚はなかったけど)順番に抜く事になりました。
右上から抜いたのですが、まぁ思ってたよりは楽に抜けてくれました。
麻酔ってスゴイですね。抜く時の嫌な感じはあるけれど、痛みはほぼない。
感覚のみ「あー抜かれてるなー」って感じ。
麻酔が無い時代の人はどうしてたんだろう・・・。
想像するのも怖すぎる。
そして特に腫れもなかったし案外ちょろかったな、と。
で、数日後に下の歯を抜くのですが、これが本番でした。
生え方が素直に上に生えておらず、真横に生えてる。
(絵めっちゃ下手ですけどなんとなく状況を分かって頂ければ・・・)
隣の歯にぶつかるので分割して割りながら抜く。
今思い出してもしんどい・・・。
最後、何してたのかは把握出来ないのだけど、猛烈に痛かったんです!
麻酔してるのに!
麻酔の注射もチクリと痛いのにそれが効いてないんじゃ、痛い損じゃん。
普段我慢強いわたしも手をあげました。
したら、
「オクラさん!もうちょっとですから!頑張って!!」
って手を握られました。
・・・止めてくれないのね・・・。
で、最後に抜けた時はもう疲労困憊ですよ。
痛かった記憶と時間かかった記憶しかない。
しかも麻酔切れてからの方が物理的に痛いんですよね。
しかも抜く時間よりも長い時間・・・。
痛み止めをもらったのでそれで耐え忍びます。
どんな薬をもらったか覚えてないのですが、ロキソニンとか、かなぁ。
大分お世話になったような。
その時の左の親不知に関しては、根っこはあるけど成長していない状態だったのでとりあえず放置する事に。
「成長しない事を祈りましょう」みたいな事を先生に言われました。
祈りむなしく最近成長して来たんですけどね。
その時の話も次書きます。
最近なんでもうちょい記憶が確かなので。
☆おまけ
右下の親不知を抜く時に先生が歯茎を切って中見た瞬間
「閉じたい!」って思ったそうです。相当面倒くさい生え方だったんでしょうね。
これは口腔外科に回したほうが良かったかも、と。
本来こういう事は患者に言ってはダメなそうですが、歯科助手の女の子がプライベートで教えてくれました。