自己免疫性肝炎って

肝胆膵内科に行く前に...

 

個人的に内科でほっこりした話を。

 

大学病院という場所柄、医学生さんがお勉強の為に先生について勉強しとるわけです。

診察してもらって、採血するまで一旦廊下でお待ちください、との事で廊下で待っていると先生がいらっしゃって「良かったら採血を学生にさせてもいいですか?」と。

「もちろん断ってくれてもいいですよ。」と。

私、自分でもいい人だと自負しております。(自分で言う人が一番怪しいとの説あり。)バファリンかあたしかっ、ちゅー位半分は優しさ成分で出来てます。

「あ、いいですよー。何かあったら止めて下さいね。」

「何かある前に止めます、笑」

と快諾しました。

 

その学生さん、見るからに緊張してはるし。

目付き怖いっすよ(笑)

 

針を入れた後で、「先生!どれ位取るのですか!?」って。ヾ(‐‐)オイ

「んー、〇〇mm位かなー」

「先生!目盛りがみえません!」オイヾ(‐‐)オイ

このあたりで呑気もののあたしは笑けてしゃあない。(嫌な人は嫌やろなー。)

「んー、こうやるとね、大丈夫ー。うん、上手上手。」

学生さんのボケっぷりにも先生の穏やかさにもホッコリさせて頂きました☆

 

後日の肝胆膵内科診察です。

診察室に入って、内科での採血結果を見られた途端に

「これは...、すぐに入院!数値が異常過ぎる。大学病院という場所柄色んな珍しい病気の人くるけど、こんなん初めてやわ!」とか言われて私涙目。

え...え...、そんなに?

「し、仕事の都合が...」

「ここで電話してみて。」

そんなにか!

電話して、都合を付けてもらえる事になりました。

すぐに快諾してくれた会社の上司には感謝しかありません。

 

「とか言いながら僕もまだベッドの空きも確認してないけどねー。早く検査した方がいいから。都合つけるようにするからね。」と。

 

なんだか事務?の方に無理を言っているような電話をしていらっしゃいました。

 

はい、私のG.Wの予定は入院で埋まりました。

 

先生いわく、血液検査の数値を見る限り、内科で当たりをつけてた”原発性胆汁性肝炎”はあるだろう。と。

ただそれだけの数値ではなさそうなので、”自己免疫性肝炎”も併発しているんではないか、との事。

自己免疫性肝炎であれば、ステロイドの投薬での治療になるのでなるだけ早くに始めた方がいい、と。

その病気を確定する為に検体を取って検査しないと分からない、だからすぐに入院して欲しい、との説明でした。

4日間の入院予定で。

 

その時点で、原発性胆汁性肝炎に有効なお薬、ウルソデオキシコールというお薬を処方され、すぐに飲み始めて下さい、との事でした。

比較的副作用のない、安全なお薬であるようです。

原発性胆汁性肝炎だけなら、ウルソだけで済んだのになー。

 

内科の帰りにファイルをくれた看護師さんが、「うちの母親も同じ病気なんですよ。お薬を飲んでいれば落ち着くから、そんなに心配しなくても大丈夫!」と言ってくれて、優しさに半泣きなりましたけども。

原発性胆汁性肝炎だけじゃ無かったのねーー。

 

検査の結果、やはり自己免疫性肝炎と原発性胆汁性肝炎の2つを併せ持っていたようです。

二つとも難病指定。

ガマ腫といい、なんでこんな少数派の病気ばっかり当たるのか...(´・ω・`)

 

余談なんですけど、

そういえば、この検査入院の時に人懐こい方が折り紙をくれて、お話してくれるようになったんですね。

で、私の入ってた部屋が一番奥なんですけど、曲がり角が微妙な位置にあって入院中何回も手前の部屋と間違えかけたんです。

最後の日まで持ち堪えたんですけど、退院の日の朝に浮かれてたんですかね、間違えてベッドの方まで行ったあげくルンルンで窓を見ると折り紙があったので、(追加で折ってくれたのかと。)「あ、増えてるーー♪♪♪」とか言いながらベッドを見たら、

「.........」

「.........」

知らんオッサンがポカーンとこちらを見ていました。

 

「あ、間違えたーー!アハハハハハー( ・∇・)ハハ(   ´∀`)ハハハ」

なんて誤魔化しながら去っていきましたとも。

オッサンも爆笑ですよ。

あー、恥ずかしい。(//∇//)

 

まぁ、殺伐とした病院で笑いを提供出来たって事で。

良かった良かった☆☆☆☆☆